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正しい御祈祷の受け方とは?

ご祈祷というのは、神社では、神職が祝詞奏上をして、願い主の
願い事を神様に取り次いでくださる古来から伝わる儀式です。
神社のご祈祷があるように、お寺でもご祈祷があります。


お寺の場合は護摩祈祷の形をとるものが多く、真言宗系や天台宗系の宗派で、
開運の護摩祈祷として行われています。
祭式は仏教式ですが、願目の種類などはほとんど似通っています。


神社のご祈祷には願目の種類が豊富にあります。
学業成就、子宝祈願、良縁祈願、病気平癒、就職祈願、事業繁栄、
社運隆昌、商売繁盛といった個人の願いごとを叶えるものから始まり、
国家繁栄、国運隆昌、皇室弥栄といった日本国の守護を守る国家鎮護の祈りまであります。


それでは私たち庶民がご祈祷を申し込みする場合にどのようにすればいいのかといえば、
上記の願いごとに照らして、それぞれ自分の願い事に
ピタリ合致する願目でご祈祷を申し込みするとよいでしょう。


複雑な願いごとや、たくさんの願い事を祈りたい場合には、
複数の願いも一括して祈ることができる「心願成就」のご祈祷を申し込みされることをおすすめします。


「心願成就」は、オールマイティに使える願目ですので、祝詞の中で
自分の願いの種類が表現されるのが恥ずかしいという人も、
「心願成就」のご祈祷を申し込みされるとよいでしょう。


ご祈祷料は多くは五千円前後ですが、浅草寺などは三千円からとしています。
おおむね、三千円から五千円がひとつの現代におけるご祈祷料の目安といえるかもしれません。


神社のご祈祷をどのように受けたらよいか、その作法をあまり知らないという人も多いです。
ご祈祷を社務所にて申し込みすると、申し込み用紙に名前や願目を記入するように言われます。


神社によっては巫女さんが聞き書きをしてくれるところもあります。
記入が終わり、玉串料を奉典します。初穂料、ご祈祷料とも呼ばれています。
伊勢神宮では、五千円からとなっていますが、全国の神社ではおおむね、これを基準にご祈祷料を設定しているようです。


神社によっては、お志ご随意としているところもありますが、そのような場合に、
お志ご随意だからと、百円や二百円で済ませるのは神様に対して失礼にあたると考えられます。


やはり伊勢神宮の基準に照らしても、三千円以上の奉賛は必要であろうかと思われます。
なお、神社によっては、六千円あるいは一万円からの受付としているところもあり、
一方でを四千円からとしているところもあります。


申し込みの後、待合室で待機していると、順番が来て、ご祈祷室や祈祷殿にて、
神職が祝詞奏上とお祓いをしてくださいます。正座して受けることが多いですが、
神社によっては座椅子に座る形式のところもあります。


いずれの形式であっても、神職が祝詞を奏上しているときは、頭を下げて、
平伏するのが作法です。神社によっては、祝詞奏上のとき
「頭をお下げください」と声をかけてくれるところもあります。


その声かけがもしなかった場合でも、神職が祝詞を奏上し始めたら、
頭を下げて、平伏するようにしましょう。その姿勢のまま、心の中で祈念し、
願いごとについて自分の言葉でも祈りましょう。


祈祷の途中には神職によるお祓いの儀が執り行われます。
お祓いの後は、「頭をお上げください」と平伏を解除するようにいわれます。
しかし、続けて、その次の祝詞奏上が始まれば、再び、平伏するようにしましょう。


このお祓いのことを修祓(しゅばつ)といいます。修祓のあと、
メインの祝詞奏上に入ります。願い主の名前や住所を読み上げて、
願う内容の成就について祝詞を奏上してくれるのです。


そのあと、神社によっては玉串を奉納する儀式があります。
これは願い主である申込者が、榊の枝を玉串に見立てて、
ご神前に奉納する作法です。神職が榊の枝を渡してくれるので、これを受け取り、自分で奉納します。


そのときは、最初に榊の根元をもって枝をまっすぐ立ててしっかりと祈りをこめます。
その後、榊を時計周りに回転させて、榊の根元を前にして、
榊の葉の先を手に持ち、根元を神様のほうに向けて榊を台の上において奉納します。


その後、二礼二拍手一拝の作法を行い、榊による玉串の奉納が終わります。
これで、ご祈祷の儀式が終了となります。その後、直会(なおらい)といって、
お神酒をいただきます。車の運転をする場合はお酒は飲めません。


神社によってはノンアルコールの梅ジュースなどをお神酒の代わりに出してくれるところもあります。
ご祈祷を受けると祈祷札を頂くので、この神札を持ち帰り、神棚にお祀りします。


神札は一年以上経過したら、神社にお返しし、古札納め箱などに収めます。
そしてまた、あらたにご祈祷を受けて新しい御札を頂くのです。


真剣な願いごとなどの場合、毎月ご祈祷を受ける人もいます。
その場合には、月に一枚ずつ新たな祈祷札を授かることになりますが、
きちんと、それを持ち帰り、神棚に重ねたり並べたりして安置しておきましょう。


また、おみくじを引く場合は、ご祈祷の儀式が終わって、帰りぎわに、
おみくじを引いて締めくくりましょう。そして、おみくじは、枝に縛り付けたりせず、
基本、すべて持ち帰りましょう。どのような内容であっても、


吉凶かかわらず、おみくじとは、神霊からのメッセージであると考えて、
その内容を受け取るほうがよいでしょう。


そこには改めるべきポイントや気をつけるべきポイントが記されていると考えて、
謙虚に受け止めて、これからの行動の指針とするのです。
そのためには、持ち帰り、何度も読み返すほうがよいのです。


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